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法成寺について

法成寺(ほうじょうじ)は、染井吉野桜発祥の地である駒込染井にあります。

徳川二代将軍秀忠公の時、藤堂和泉守高虎の祈願所として、慶長15年(1610年)両国矢ノ倉に創建されたと伝えられています。寛永のころ、浅草に移り長く法灯を伝持してまいりました。しかし、先の関東大震災、大東亜戦争と度重なる災禍に遭遇し、昭和18年(1943年)現在地である駒込染井に移り、幾度もの艱難を越えて復興してまいりました。

近年堂宇の老朽化著しく、檀信徒とともに一結して、木造瓦葺本堂新築と客殿等の大改修を成し、平成30年(2018年)に落慶を迎え、その寺観を一新しています。
なお、この本堂と庫裏、永代供養墓 法華堂は、土佐の匠 桔梗建築代表 棟梁 須賀大輔氏の施工によって完成されました。

顕本法華宗 法成寺

顕本法華宗とは

顕本法華宗(けんぽんほっけしゅう)は、室町時代に開祖日什大正師(にちじゅうだいしょうし)によって開かれました。当時も今と同じように、日蓮大聖人を宗祖といただく宗派が林立しておりましたが、各宗派とも明治に至るまで固有の宗名を持たず、「法華宗」あるいは、「日蓮法華宗」などと名乗っていました。

私たちの宗派も、法脈を区別するために「日什門流」「妙満寺派」などの通称を用いておりました。明治9年(1876年)、私たちは「日蓮宗妙満寺派」を公称しましたが、明治31年(1898)に宗派の教義をより明確に表す「顕本法華宗」に改称し今日に至ります。

​住職 秋葉 敬真

都会の住宅地にあるお寺ですが、「心癒される処」であるように常に清浄に勤め、仏様の尊い教えをお伝えする「お寺らしい景観」を大切にしています。

どなたでも気軽に訪れていただける、こころがなごむお寺でありたいと心がけています。

さらには副住職の妙琳とともに山内一同が、穏やかにお迎えする温かいお寺であることを守り続けたいと思っています。

顕本法華宗 法成寺 住職
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